音符を均等に並べて楽譜を書くコツ(手書き)
小節の中での音符の配置が偏っていると、フレーズを直感的に把握しにくくなります。音符を均等に書き入れる方法を説明します。あくまでも、私なりの方法ですが…
( ちなみに、私はシャーペンで楽譜を書いています。 )
音符を均等に配置する方法
音符を左から順番(つまり、音がなる順番)で書いていくと、音符の配置が不安定になります。書くときには、小節を2等分 → 4等分 → 8等分していくような順番で音符の場所を決めていきます。( 画像も見て参考にしてください。 )
例えば4分音符を4つ書くなら、1拍目、3拍目、2拍目、4拍目の順序で黒玉を書き込んでいきます。8分音符なら、その後にさらにそれぞれの間隔の中間に黒玉を書き込んでいきます。この順序で書けば、音符を均等割りに配置できます。
もちろん実際のフレーズは2分音符や付点4分音符など、いろんな長さの音符が混在しますが、この「半分の半分の半分…」で場所を決めていくことを基本として、後はその応用で書きます。
なお、16分音符については、16等分にこだわり過ぎると音符が密集し過ぎることがあるので、臨機応変に配置しています。
【 応 用 】臨時記号
臨時記号( #・♭・ナチュラル )がある場合、記号を書き込む場所をあらかじめ広めに開けて黒玉を配置しておくと、自然な配置に仕上がると思います。
【 応 用 】音符が混みあっている小節
小節の幅は1段を均等に4等分するのが原則ですが、音符が混みあっていて前後の小節には余裕がある場合は、小節幅の配分をフレキシブルに分配するのも良い方法だと思います。
ただし、あまり極端にすると却って読みづらい楽譜になることもあるので要注意です。
それから、音符が少ない箇所であっても、コード進行が細かく動く小節の場合は幅を広くとった方が、コードを書き込みやすいですし演奏者も読みやすいと思います。
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